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フジプロニュース 3月号 2015.3.1

東日本大震災から4年

4月号 / 2月号 

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●フジプロ エネルギーと暮らしのコラム

 死者18,000人以上を出した東日本大震災から4年を経過しました。同時に発生した原発事故も影響し、今なお、24万人以上の方が避難生活をしています。それらの方々に改めてお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧復興を祈ります。

震災時、そして復旧活動で「災害に強い」と改めて認識されたLPガスは、その後災害対応力の拡充がさらに大きく進みました。

LPガスの災害対応力の強化は、災害時でも供給が途絶しない流通体制の整備(安定供給)、二次災害を起こさない保安体制の整備(保安確保)の両面から進められてきました。

安定供給に向けては、まず各県・地域で中核となるガス基地(中核充填所)を選定し、例えば停電しても稼働できるよう機能を強化。また、国が備蓄しているLPガス(1,500万t、45日分)もすぐに放出できるよう法改正されました。民間でも別途、50日分が備蓄されています。

また、地域ごとの防災協定の締結、情報収集・点検・報告体制、さらにLPガスの機動性を生かした仮設住宅への円滑な供給、避難所となる学校・病院等でのLPガス利用も進められています。

保安面では、「鎖掛け二重化」や「地震対策マニュアル」の見直しが進んでいます。
まず、活動の起点となる情報収集・発信の迅速化と復旧活動の円滑化に向けた体制を整備。並行して企業枠を超えた点検・調査体制、さらに復旧に向けた協力体制を強化するため、防災協定の見直しなども進められています。

ほか、容器への鎖の二重掛け、損傷を受けたときのためのガス放出防止器の設置も進められつつあります。

東日本大震災でも、電気、都市ガスよりも全面復旧が早かったLPガスは、頼りになるエネルギーとして存在感を増しています。

もしものときも安心

 当社ではお客様宅にマイコンメーターを設置しています。このメーターには次の機能があります。

●前後二分間監視

ガス使用中に震度5相当以上の地震が発生するとガスが遮断します。
(ガス使用中=地震発生の前後2分間にガスが流れたとき)

●微少漏洩表示

ガスの微量漏れなど、30日以上連続してガスが流れ続けた場合、警告表示します。

LPガスは容器(ボンベ)を各家庭に設置しているので配管が短く、災害後の点検が容易です。また、上記のように、震度5以上の地震が発生するとメーターが自動的にガスを止めます。

また地震の時に一番恐いのは、火災による二次災害です。室内の火・ガス栓・器具栓を全て閉め、電気のブレーカーを落としてください。

公共施設へのLPガス使用の推進にご理解を

 LPガスは容器に入れて持ち運びでき、いつでもどこへでも届けられる便利さから、災害発生時などの緊急時にその起動力を発揮することができます。そこで当社をはじめとしたLPガス業界では、災害時に避難所となる公共施設へのLPガス使用の推進を提案しています。

詳しくは→http://www.fuji-pro.com/010401.html

(資料出所・CFC)


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