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フジプロニュース 1月号 2015.1.1

年頭のご挨拶

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謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願い申し上げます。

今年は未(ひつじ)年です。ある開運術の本によると未年は「春の陽の気が大いに伸長発展して、萬草木を茂らせ、滋味が加わる」で「季節でいえば7月の小暑から8月の立秋の前日までの1ヶ月間で、暑さは残って炎暑の感がしますが、すでに頂点を過ぎて、きびしい夏の余熱が残っている残暑の時」とのこと。そこから、「新しい時代のきっかけが起こる年」とみる見方もあります。

どのような新しいことが生まれるのか、みなさんの期待通り、期待以上のことが生じることを願いたいと思います。

ガスの安全。CO中毒事故を防止しましょう

 年頭にあたり、ガス事業者としてお客様に改めて安全についてのお願いを申し上げます。

 ガスによる死亡事故の多くは、「CO中毒」によるものです。電気のヒューズと同様のヒューズコックや、ガス漏れを知らせるガス警報器などほぼ全戸に普及した結果、CO中毒が残されているのです。このため、屋内で使用する機器なら、CO発生を検知する安全重視型への切り替えをお勧めしています。

ガス機器は、操作ミスや不具合があっても事故にならない「フェールセーフ」や、多段階の安全措置を講じた「多重安全」など、ハード面での安全対策を徹底し、事故になりづらい機器をお勧めしてきました。

ガスの正常燃焼には、新鮮な空気(酸素)を必要とし、少なくなると不完全燃焼をはじめ、COが発生します。空気中の酸素濃度は約21%ですが、新品のガス機器でも19%前後になると不完全燃焼をはじめます。

老朽化が進むと、ガス機器はより不完全燃焼をしやすくなります。一方、不完全燃焼により空気中のCO濃度が0.04%に上がれば1~2時間で頭痛や吐き気がし、0.32%になると5~10分で頭痛やめまいがし、30分で死亡するとされています。

従来の和風建築なら、室内温度が外より5~6℃高いとき、自然に1時間に3回ほど空気が入れ替わります。しかし、最近の高気密・高断熱住宅では0.1~0.5回まで低下。窓を開けたり、換気装置を回さないと危険になりかねない状況にあります。このため、屋内でガス機器を使用するときには、十分な換気が大切です。

また、古くなった機器は大変危険です。このため、安全重視型への切り替えをご提案しています。

日頃の心がけ

CO中毒事故を防ぐために、日頃から次のことを心がけてください。

  1. ガス機器を使用するときは、ときどき窓を開けて換気し、新鮮な空気を取り入れてください。また小型の燃焼機器でも長時間使用しないようにしてください。
  2. 風呂がまや大型湯沸器の設置場所には、排気口や排気設備を設けてください。
  3. ときどきは排気筒や給排気口も点検してください。鳥の巣やゴミが排気を妨げ、不完全燃焼を起こす場合があります。
  4. 小型湯沸器をシャワーに使用したり、お風呂・洗濯機などへの給湯用として絶対に使わないでください。

(資料出所・CFC)


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