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フジプロ💛住まいと暮らしの安心情報 
12月号 2020.12.01

 / 11月号 

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●コロナ対策と暖房効果の両立

 

冬に向かい新型コロナウイルス感染症は第3波の様相を呈しています。感染予防では、手洗い、マスクなどのほか、こまめに換気も必要です。でも、換気をするとせっかく温まった空気が逃げてしまう……寒さが厳しい時期も室内が密閉空間になることを避けるには、どんな換気の仕方を心がければいいのでしょうか。

 

 

〈コロナ対策と暖房効果の両立〉

「3密」のうち密閉空間になることを避けるにはこまめな換気が重要です。厚生労働省も「1時間に2回以上、2方向の窓を開ける」といった換気法や、24時間換気システムの適切な利用などを呼びかけています。でも、これから寒さが厳しくなると、暖気を室内に閉じ込めようとして、換気がおろそかになりがちです。

もちろん、だからと言って、急に窓を全開して空気を入れ替えるのは乱暴です。暖房効果を下げ不経済です。それに、高齢者などの場合、急激な温度変化は体に大きな負担となります。

そこでお勧めなのが、外気を徐々に室内に取り込む「2段階換気」です。

例えば住居の場合、人がいる部屋ではなく、使っていない隣の部屋などの窓を開けて少しずつ外気を取り込みます。そして同時に人がいる部屋のドアを開けるなどして、滞留していた空気を室外に出します。

2段階換気は通常の換気に比べて時間がかかるものの温度の下がり方は緩やかで、急激な室温低下にはなりにくい換気方法です。


〈湿度を保つことも大切〉

換気が大切なのはコロナ対策だけではありません。ストーブなど燃焼機器を屋内で使用している時は換気は必須。さらに外出自粛の巣ごもり生活では、窓を開けての空気の入れ替えは、気分をリフリッシュさせるためにも大切です。

そして、換気のほかに大切なのが、適度な湿度を維持すること。室内の適切な湿度はどのくらいかというと、建築の世界では、40~70%が望ましい湿度だとされています。ずいぶんと幅がありますが、冬は70%の湿度で快適でも、夏に70%の湿度はジメジメして不快です。

ウイルスは湿度が低いほど活性化しやすいとされ、加湿器などにより湿度40%以上を維持する必要することが推奨されています。このほか、目へのためには50%以上、お肌のためには60~65%、鼻・喉・風邪予防には40%以上の湿度が良いとされています。

換気と湿度管理をバランスよくしておくことが、コロナ対策ばかりでなく、体と心の健康に大切ですね。

◎加湿器、暖房機など機器のご用命はもちろん、リフォームもお気軽にフジプロにご相談ください。

(資料出所/CFCほか)


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