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フジプロ💛住まいと暮らしの安心情報 
10月号 2020.10.01

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●高齢者も「安心&安全!」な住まいづくり その2

 

 

高齢者も「安心&安全!」な住まいづくり その2 
転ばぬ先のバリアフリー(「転倒・転落」対策)

住宅内で不慮の事故で毎年多くの高齢者が亡くなっています。死は免れても、寝たきりになり本人も家族も大変、という話もよく聞きますね。 転倒事故は、居間、玄関や廊下、浴室、洗面所、トイレなど、住宅の中のあらゆる起きています。住宅内の転倒事故を防ぐための対策をご紹介しましょう

●救急搬送の8割は転倒
救急搬送される高齢者の事故で圧倒的に多いのは、つまずいて転んだり、階段や脚立などから落ちたりするケース。東京消防庁の救急搬送データによれば、全体の8割が「転倒・転落」です。



※消費者庁「高齢者の事故の状況について」より転載

●つまづきの原因を排除
転倒を未然に防止するには、足が引っ掛かりそうなものを床から取り除くのが一番です。ベッドからトイレなどの動線上(家の中で歩く通路)や階段には、障害物を置かないこと。カーペットは端が浮かないようしっかり止め、電源コードも壁に沿って這わせるなどして邪魔にならない位置に固定しましょう。

●段差を解消
部屋と廊下の間や、玄関の上がり口などに段差があると、高齢者はつまづいてしまいがち。プロにリフォームを依頼するのがベストですが、市販の「段差解消スロープ」を自分で設置してもいいでしょう。ホームセンターやネットショップで、さまざまな高さ・材質のスロープを購入できます。

●危険な場所に手すり&ライト
階段や段差のあるところには早めに手すりを設置しましょう。夜間でも足もとが見えるよう、人の動きを感知して自動点灯する電池式の「人感センサー付きライト」を要所要所に置けば、より安心です。

●スリッパを替える
普通のスリッパは、若い人でもちょっとしたことで脱げやすく滑りやすいので要注意。高齢になったら、踵まで包み込んで足にフィットする、スリッポン型のルームシューズが安心です。踵があるとすぐ履けないからイヤという人は、イラストのような浅めの踵のものを。介護用の室内履きなら、裏に適度な滑り止めがついており、マジックテープで足幅に合わせしっかり固定できます。

◆国の補助を利用し賢くリフォーム
「要支援・要介護」の認定を受けている家族が同居しているなら、「高齢者住宅改修費用助成制度」を利用しましょう。バリアフリー化のためにかかった実費の9割(上限18万円)が支給されます。
また、国土交通省の「バリアフリー改修に関わる所得税額の特別控除」も、ぜひ活用してください。自分の居住する家屋に一定のバリアフリー改修工事を行った場合、その年分の所得税額から一定額が控除されるというものです。ただし、この制度を利用するには、2021年12月31日までにリフォームを終えて居住を開始する必要があります。

●転ばない&ケガしにくい体づくり
家づくりというテーマから外れますが、転びにくくケガをしにくい体づくりも大切です。ウォーキングやスクワットなどを習慣にし、足腰の筋肉を維持してください。
骨がスカスカになる骨粗鬆症の予防には、カルシウムやビタミンDの摂取を心掛けましょう。ウォーキングや筋トレ、踵上げ下げ運動などで骨に適度な負荷をかけると、骨密度が上がり、丈夫な骨をキープできます。

浴室や脱衣所の暖房など機器のご用命はもちろん、バリアフリーリフォーム、増改築もお気軽にフジプロにご相談ください。

(資料出所/CFCほか)


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