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フジプロニュース 10月号 2014.10.1

火に親しみ、火を学ぶ「火育」

11月号 / 9月号 
衣替えの季節です。
お昼は、まだまだ暑い日が続いてますが朝晩はだいぶ冷え込んできましたね。
暖房の準備はできていますか?フジプロは冬の快適生活を応援します。

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人類が他の動物と異なるのは、火・炎を使いこなすこと。私たちの祖先は、雷や山火事、火山の噴火から「火・炎」を知りました。やがて木と木をすり合わせて火をつくり、炎を燃やすことを学びます。これにより、闇を照らす「明るさ」、動物から身を守る「安全」、身体を温める「暖かさ」、そして食べ物を調理する「おいしさ」、という4つの恵みを享受してきました。

 そして「明るさ」は、薪からローソク、提灯、ランプ、ガス灯などへと発展し、「暖かさ」はいろりから火鉢、暖炉、ストーブなどへ進化。また、「おいしさ」はいろり、かまどからガスコンロなどへと発展し、暖かさは一方で給湯機へとつながってきているなど、ガスは、人類がおよそ100年前から使うようになった「火・炎」の文化を受け継いできています。

「火」は、私たちの暮らしに大きな恵みをもたらしました。しかし最近、「火を扱ったことがない」子どもたちが増えています。「火」の文化を次代へとつないでいくことは私たちの社会的な義務とも言えます。

そこでいま、「火育」が注目されています。安全な火のおこし方や扱い方、火を使った調理など、子どもたちが「火に親しみ、火を学ぶ」体験を通じて、豊かな心を育み、生きる力を高めること、それが「火育」です。

家庭での「火育」は、ガスコンロでのお料理から

ご家庭における「火育」の第一歩は、火・炎を使い、親子で楽しくガスクッキングをすることです。言い換えれば、ガスコンロは「炎の文化」を伝える最も大きな役割を担っていると言えます。煮る・炊く・焼く・炒める、蒸すなどの調理機能。火加減とその時間をうまく安全に使いこなす調理技術。そして、でき上がった料理を家族で味わう団らん。親子、夫婦、2世代・3世代で利用することで、「炎の文化」と「家族の絆」が受け継がれていきます。

 調理と食事は、心身の成長と豊かな人間性を育む基礎となるものです。親子でガスクッキングに努めることで、“炎の文化”を伝えていきましょう。

家庭のガスコンロの安全機能

 家庭の火災原因で多いのが、料理中の油の過熱による火災。一般には「天ぷら火災」と呼ばれています。揚げものや天ぷらなどの料理中は台所から離れずに。電話などで止むを得ずその場を離れるときは、しっかりとガステーブル(コンロ)の火を消しましょう。

でも、やっぱり人間、ついうっかりということもあります。そこで現在、ついうっかりでも火災や事故にならない、安全装置付のガステーブルが普及しています。天ぷら火災を防ぐ「過熱防止装置」、立ち消えすると自動的にガスを止める「立ち消え安全装置」などなど。安全なLPガス器具で、思う存分お料理の腕をふるってください。

(資料出所・CFC)


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