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エネルギーと暮らし
12月号 2025.12.01

  

 

「お風呂と健康」のまとめ

 「お風呂は健康に良い」といわれる一方で、正しい入浴方法を守らないと、体にダメージを生じることもあります。適切な湯温と時間を守り、安全・快適に入浴できる環境を整えましょう。本コラムでは、一年にわたって入浴と健康に関する情報を提供してきました。参考にしていただき、お役に立てると幸いです。

入浴が健康に良い理由とは

 入浴にはたくさんの健康効果があります。そのひとつが血行促進。首肩のコリや腰痛などが和らいだり、老廃物や疲労物質が排出されやすくなったりします。また、温められた血液が体中をめぐるので、冬の寒さや夏の冷房による冷えの解消にも有効です。

  入浴の健康効果はメンタル面にも現れます。体が温まると、安静や癒しをつかさどる副交感神経が優位に。気持ちが落ち着いてリラックスすることが、ストレス解消や不眠の改善につながります。

入浴を快適に楽しむには

 湯船に浸かるのは面倒くさい、忙しくて時間がないといった理由で、入浴はシャワーだけでという人もいるでしょう。シャワーで汚れや皮脂は落とせるものの、体全体が温まらないので健康効果は期待できません。毎日ではなくても、できるだけ湯船に浸かることが大切です。

  そこでおすすめなのが、入浴タイムを快適で楽しくする工夫。湯船に浸かりながら動画・音楽鑑賞や読書をしてみてはいかがでしょうか。何もせずに過ごしたい時には、好きな香りの入浴剤を入れたりバスライトを浮かべたりして、自分を癒す時間として過ごすのも良いでしょう。

脱水症、熱中症、ヒートショックに注意

 入浴は体に負担がかからないようにしなければなりません。熱いお湯に長時間にわたって浸かると、脱水症や熱中症になってしまうことがあります。適切な湯温は38~40℃、入浴時間は15~20分。脱水症の防止策として、入浴前後にコップ1杯ずつ水分を摂りましょう。

  安全な入浴のためには、温度差が原因で生じる「ヒートショック」にも注意が必要。特に冬は「暖かいリビングから寒い脱衣所に移動し、衣服を脱いで冷えた体で熱い湯船に入る」という状況になりがちです。急激な温度変化により血圧が乱高下して、心臓や血管に大きな負担がかかります。脱衣所や浴室は入浴前に温めておく、熱い湯にいきなり入らないといった心がけが大切です。

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(資料・イラスト出所/CFC)

 


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