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エネルギーと暮らし
9月号 2025.09.01

  

 

家庭のお風呂のグレードアップ①

 お風呂タイムをより快適にして健康効果を高めるためにおすすめしたいのが入浴剤です。でも、たくさん種類があって、どれを選ぶべきかわからないという人も多いのではないでしょうか。今回は入浴剤に関するお話です。

入浴剤は成分をチェックして使い分けを

 「入浴剤を入れるとお湯がやわらかくなる」といわれています。これは、入浴剤に水道水の塩素を中和する成分が含まれているから。塩素は細菌や雑菌を消毒するためのものですが、肌にピリピリとした刺激を感じる人もいます。

 入浴剤は、成分によって効能が異なるので、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。しっかりと温まりたいなら、皮膚に膜を作るミネラル成分が含まれているものがよいでしょう。肌荒れや乾燥を改善したい場合は保湿成分、肩こりや冷え症には、血行を促進する炭酸ガスが有効。リラックス効果が高いのはハーブやアロマの香りです。

入浴剤を使う際の注意点

・敏感肌の人、乳幼児や高齢者

肌への負担が少ない入浴剤を使いましょう。香料や着色料などが肌トラブルやアレルギーを引き起こすこともあるので注意が必要です。

・入浴剤の併用

いろいろな効果を得ようと複数の入浴剤を混ぜてはいけません。成分の組み合わせによっては、混ぜると化学反応が起きて、成分が変化する可能性があります。

・追い焚き

入浴剤の成分の中には、浴槽や給湯器、配管を傷めてしまうものがあります。例えば、ナトリウムは錆(さび)を、炭酸カルシウムは詰まりを発生させる可能性があります。入浴剤に記載されている注意事項を確認してから使いましょう。

身近なもの、家庭にあるものを入浴剤がわりに

 日本には「冬至にゆず風呂に入る」という習慣があります。邪気を払うという言い伝えによるものですが、保湿効果やリラックス効果を高める天然の入浴剤ともいえるでしょう。柑橘類に含まれるビタミンCやクエン酸は美肌効果があるので、みかんの皮を入れるのもおすすめです。

 家庭にある飲み物で入浴剤がわりになるのが牛乳や日本酒。どちらも保湿効果が期待できます。紅茶は殺菌作用や抗炎症作用、ワインは抗酸化作用があります。乾燥させたカモミールやラベンダー、ローズマリーなども入浴剤がわりに使えます。ハーブの香りがリラックス効果を高めます。

 

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(資料・イラスト出所/CFC)

 


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