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エネルギーと暮らし
8月号 2025.08.01

  

 

夏の入浴の注意点

 夏は暑さによる疲労や冷房による冷えなどが原因で、体調不良に陥りがちです。入浴時は湯船にしっかりと浸かって、日々の疲れや不調を解消しましょう。今回は、入浴が夏の健康維持に効果的である理由と夏の入浴で注意すべきポイントについて解説します。

夏に起こりやすいダメージとは

 夏バテの原因のひとつが新陳代謝の低下。発汗により体の水分量が減って血液循環が悪くなると、老廃物が排出されにくくなり、疲労物質が蓄積します。これが、だるさや食欲不振などを引き起こします。

 また、体に大きな負担がかかるのが、屋内と屋外の温度差です。体温を超えるほど暑い屋外と、冷房が効いた室内とを行き来していると、体温をコントロールする自律神経が疲弊。体のさまざまな機能を調整する自律神経の働きが鈍って、体調不良や睡眠障害を生じます。

夏こそ入浴で健康維持を

 入浴により体温が上がると、血行が良くなって新陳代謝が活性化。体のすみずみまで酸素と栄養が行き渡り、疲労回復へとつながります。温まった血液が循環することで、体じゅうの冷えもやわらぎます。

 ゆっくりと湯船に浸かってリラックスすると、自律神経も整います。気分を落ち着かせる副交感神経が優位になり、ストレスや睡眠不足も解消できるでしょう。

入浴時の脱水症や熱中症に要注意

 夏に限らず、入浴時には水分補給をしなければなりません。発汗により水分が失われて脱水症になる可能性があるからです。また、体内の水分量が少ないと血液がドロドロになり、血液循環が滞ってしまいます。入浴の前後にコップ1杯ずつ、水や麦茶などを飲みましょう。

 脱水症に加えて、熱中症にも注意が必要。熱いお湯に長時間にわたって入ると、健康を損ねるおそれがあります。38~40℃のお湯に15分程度、長くても20分以内というのが、季節を問わず適切な入浴方法です。

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(資料・イラスト出所/CFC)

 


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