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今日から始めたい、防災・減災のリフォームと改善
9月号 2023.09.01

  

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●今日から始めたい、防災・減災のリフォームと改善
防災リフォーム|断水対策

 

防災リフォーム 断水対策

地震や台風といった自然災害による被害の1つに断水があります。水道管の損傷、浄水場や給水施設の損傷、大量の土砂の流入などが原因として挙げられます。また、停電によりポンプが動かなくなり、給水が止まってしまうこともあります。
最近では、2022年9月に台風15号の影響で、静岡県静岡市で6万軒超の大規模断水が発生しました。原因は、市内を流れる河川の河口に土砂や流木が詰まったことです。この断水は、完全復旧まで2週間もの日数がかかりました。
今回は、ペットボトルや浴槽に水を溜めておくといった対策のほか、大容量の水を確保できる方法など、断水対策を考えます。

生活に必要な水の量

日常生活に必要な水の量は、飲料水が1人あたり1日3リットル、生活用水は1人あたり1日30リットルとされています。災害時の断水は1~2日では解消されず、数週間から1か月に及ぶ可能性があることから、確実な対策が必要です。

飲料水貯留システム 

床下の水道配管に貯水タンクを直結し、断水時に取水できる仕組みです。日常の水道使用に伴って水が入れ替わるので、貯留水は常に新鮮で衛生的です。バルブで切り替えることで、いつもと同じ蛇口から水を出して使えます。

雨水タンク

雨水を溜めて生活用水として使えるのが雨水タンクです。災害時だけではなく、庭の水まき、洗車、掃除など、普段の生活でも役立ちます。
雨水タンクは、雨どいに取水口を付けて、屋根から流れ落ちる雨水を溜めるというものです。飲料水にはなりませんが、災害時にはトイレ用の水などに利用できます。

エコキュート、エネファームなどの貯湯タンク

大気中の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートや、ガスを使ってお湯と電気を作るエネファームといった給湯設備には、貯湯タンクがあります。電力やガスの供給が遮断されると、お湯を沸かすことはできなくなりますが、タンク内のお湯を生活用水として利用できます。

(資料出所/CFC)

 

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