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今日から始めたい、防災・減災のリフォームと改善
5月号 2023.05.01

  

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●今日から始めたい、防災・減災のリフォームと改善
防災リフォーム|火災対策(住宅火災)

 

防災リフォーム|火災対策(住宅火災)

住宅火災は、起きないようにする「予防」が第一です。しかし、万が一火災が生じた場合に被害を最小限に抑えるための対策も必要です。

火災警報器

消防法により、すべての住宅に火災報知器の設置が義務付けられています。設置個所は、原則として寝室と寝室がある階の階段上部ですが、各自治体の火災予防条例に準じます。
住宅用火災報知器は、光の反射で煙を感知する煙式と、空気中の温度差で熱を感知する熱式の2種類です。

キッチン

住宅火災の出火原因で最も多いのが「コンロ」です。火の消し忘れ、加熱し過ぎ、空焚きなどにより発火するケースが多いといわれています。平成20年以降は、ガスコンロにSiセンサー(自動消火機能や安全装置)の搭載が義務付けられました。古いタイプのガスコンロを使用している場合は、新しいものに交換すると安心です。
電気で加熱調理をするIHクッキングヒーターは火を使わないので、衣類や周囲のものへの引火の心配はありません。過熱防止や音声通知などの機能もついています。

住宅用の消火機器

住宅内の天井に消火用の機器を取り付ける方法もあります。熱や煙を感知すると自動的に放水する住宅用スプリンクラー、消火薬剤を噴出する住宅用消火装置などがあります。

生垣

隣家や道路との境界に生垣があると、延焼を防いだり遅らせたりすることができるといわれています。葉や幹に含まれている水分や、地中に張った根が火を食い止めるからです。
防火対策として生垣に向いているのは、ツツジ、サザンカ、ツバキ等、葉に厚みがあり水分を多く含む樹木です。マツやスギ等の樹脂を多く含む樹木は燃えやすいので不向きです。

火災を起こさないためには、防火の心構えだけでなく住まいの設備面でも防火の視点が必要ですね。

 

 

出火原因(消防白書。令和2年中)

 

(資料出所/CFC)

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