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今日から始めたい、防災・減災のリフォームと改善
3月号 2023.03.01

  

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●今日から始めたい、防災・減災のリフォームと改善
「台風・大雨対策」

 

防災リフォーム|台風・大雨対策

ここ数年、台風や大雨といった気象災害による、甚大な被害が発生しています。台風や大雨は自然現象ではありますが、近年は台風の大型化、線状降水帯の発生に伴う豪雨等、予測や経験則を超えるケースも少なくありません。
これらの気象災害の要因として挙げられるのが地球温暖化です。海水温度の上昇による水蒸気量の増加が、大型台風や豪雨を発生させるといわれています。世界中で地球温暖化対策に取り組んでいるとはいえ、すぐに解消する問題ではありません。今後も気象災害は頻発し、被害は甚大化していくと考えられます。今回は台風・大雨対策のリフォームについての情報です。

暴風対策

<シャッター・雨戸の設置>
窓ガラスを保護するためにはシャッターや雨戸が有効です。窓ガラスが破損する原因の多くは、風そのものではなく飛来物です。強風により吹き飛ばされた看板、屋根の部材、木の枝等がガラスを直撃し、破損させてしまいます。
既にシャッターや雨戸を設置していても、目的が防犯対策である場合、大部分が1階の窓のみです。災害対策として、2階以上の窓にもシャッターや雨戸を設置しましょう。

<防災ガラスへの取り替え>
窓ガラスを保護する対策としては、強度が高い防災ガラスがあります。防災ガラスは衝撃に強いことに加え、割れてしまった場合も、破片が飛び散りにくく、鋭利になりません。

<軒の補強>
軒は雨風や紫外線から外壁を保護するためのものですが、腐食や変形、欠落といった劣化を見落としがちです。強度が下がっていると風でめくれ上がり、屋根の破損につながります。
増張りや張り替え等、軒の補強も重要な災害対策のひとつです。

 

大雨対策

<雨といの補強>
雨といは屋根からの雨水を外へと排出する役割をもつため、不具合があると外壁の汚れ、浸水、雨漏りなどを生じます。
劣化や破損がある場合には交換すべきでしょう。その際には災害に備えて、強度の高い素材を選ぶことをおすすめします。

<雨水タンクの設置>
大雨が降ると、大量の雨水が一気に排水路や下水道、河川に流れ出し、浸水・洪水被害を引き起こします。タンクに雨水を溜めることで被害を減らせるだけではなく、災害時の非常用生活水としても利用できます。]

 

雷対策

<住宅分電盤の導入>
落雷は直撃だけではなく離れた場所であっても、電線や通信線を介して高圧、過電流を生じ、家電製品を故障させることがあります。雷には、住宅用分電盤に避雷器を取り付ける、避雷器付きの分電盤を設置するといった対策が有効です。

 

台風・大雨対策のリフォームは耐震リフォームより優先度が上という専門家もいます。まず、やれるところから取り組んでいきましょう。

(資料出所/CFC)

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