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フジプロ💛住まいと暮らしの安心情報 
リフォーム編 3月号 2019.03.01

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●住まいのチェックポイント【バリアフリー】

バリアフリーにすると、高齢者だけでなく、子どもたちにもやさしい住まいになります。

廊下・階段のバリアフリー
廊下・階段の場合は、段差(5㎜以上)の解消と手すりの設置がメインとなります。車いすの利用を考えると、廊下は780㎜以上、玄関などは750㎜以上の通路幅が必要になります。身障者がいるときは福祉・介護関係者に相談しつつ進め、補助金制度も利用します。

浴室・トイレのバリアフリー
入り口の段差を解消し、便器(腰掛式)と浴槽付近には手すりを設置します。その際要介護者の身体状況に応じた設置になっており、また介助できる広さが確保されていることが大切です。これに合わせ、便器は超節水、浴槽は魔法瓶タイプに切り替えたいもの。
福祉・介護関係者に相談しつつ進め、補助金制度を活用しましょう。


急激な温度の変化は、身体に悪影響をおよぼします

家の中にいても感じる急激な温度変化とは、具体的にどのようなことがあるのでしょうか。

たとえば、思い出してみてください、冬場に入浴するときのこと。寒い脱衣所から熱い湯船に入ると、心臓がドキドキしたり、息苦しさを感じたりすることはありませんか? これは温度の急激な変化により、血圧が急上昇したり、脈拍が早くなるために起こる身体への悪影響(ヒートショック症)なのです。温度差が大きければ大きいほど身体への負担も大きくなります。また、夜中寒いトイレに起きたときや、暖房の効いた部屋から寒い廊下に出たときなども、同じことが言えます。

お年寄りの方、高血圧の方がいる家庭では、突然の脳卒中や心臓疾患などの深刻な事故につながるケースが考えられるため、特に十分な注意と対策が必要です。

日本人はお風呂が大好き! でも……

日本人は、世界一お風呂好きといわれています。一日の疲れを癒してくれるバスタイムは、欠かせない時間の一つ、という人も多いはず。しかし残念なことに、入浴中に亡くなる人が年間約1万人にものぼるというデータがあるのもまた事実。一体どうしてなのでしょうか?

その原因の一つは、日本の家庭では、まだほとんど脱衣所や浴室に暖房が設置されていないこと。そしてもう一つは、日本人は熱いお湯を好む傾向にあることが挙げられます。

冬場の脱衣所、浴室はとても寒いため、お湯の温度はつい上げてしまいがちです。しかしこれが大きな「温度差」となって、私達の身体に大きな負担をかけているのです。

入浴中の事故防止には、脱衣所・洗い場の寒さと湯船のお湯との「温度差」を取り払い、急激な温度変化による血圧の急上昇、急低下をできるだけ防ぐことが大切です。

入浴中に亡くなる人は、高齢になるほど多く、11月から3月の寒い時期に集中しています。脱衣所、浴室、トイレ、廊下など、つい暖房の設置を見落としがちですが、もう一度見直してみる必要があるのかもしれません。
 

簡単にできる入浴中の事故防止策

・高齢の方、高血圧の方を一番風呂に入れない
若い健康な家族が同居しているケースなら、浴室が冷えきっている一番風呂は避け、誰かが入って十分温まった後に入浴するようにしましょう。

・熱いお湯での長湯を避ける
熱いお湯に肩まですっぽりつかっていると、水圧が横隔膜を押し上げて肺を圧迫したり、血管やリンパ管が急に収縮し、その中を血液やリンパ液が急激に心臓に戻ってくるので、血圧が急上昇します。長湯の後にクラッとするのは、水圧のしめつけがなくなり血圧が急低下するから。特に冬場は熱いお湯での長湯は避けましょう。湯温の目安は38~40度くらい。

・心臓に負担のかからない入浴法を
胸の下くらいまで湯につかる、半身浴がオススメです。上半身に水圧がかからないので心臓への負担が軽く、足や腰下半身の血行をよくすることができます。少々ぬるめの半身浴でも寒さを感じないくらい脱衣所と浴室が温まっていることが理想的です。


◎浴室暖房機のご用命はもちろん、バリアフリーリフォームや設備改善も、お気軽にフジプロにご相談ください。

(資料出所/CFCほか)


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