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フジプロ💛住まいと暮らしの安心情報 
健康編 2月号 2020.02.01

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「油断禁物、やけどにご用心」

寒さの深まる中、暖房器具や長時間にわたる調理器具の使用など、使い方によって気をつけたいのが「やけど」です。
やけどの症状や、もしもの場合の応急手当、やけどの事故につながる家庭内での危険箇所について見ていきましょう。

〈やけどの症状とは〉
やけどは、皮膚の受けた損傷の深さ、広さによってやけどの症状が異なります。
やけどは深さによって分類されますが、症状から見ると、発赤があり、ヒリヒリする痛みや熱感の症状が出るのが深度Ⅰ度。水ぶくれやびらんも見られ、強い痛みと灼熱感があるのが浅達性Ⅱ度で、白濁色の水疱が現れると浅達性Ⅱ度です。
こうした深度によって、やけどが治るまでの時間は変わってきます。Ⅰ度の軽度のやけどであれば数日で改善しますが、浅達性Ⅱ度などで完治するまで2~3週間ほど、深達性Ⅱ度では3~4週間かかり、瘢痕が残ることもあります。
低温やけどの場合は、湯たんぽやカイロなどを長時間当て続けることで引き起こされます。軽度では、うっすらとした赤みやヒリヒリした痛みがあり、中等度では小さな水ぶくれを生じ、症状が進むほど神経は損傷して痛みを感じなくなってしまいます。

〈やけどの応急手当〉
やけどをしてしまったら、何より応急処置が重要です。
まずは迅速に、患部を水道水で15分~30分くらい冷やしましょう。場合によっては無理に衣服を脱ごうとせず、そのまま冷やすようにします。服の上からであれば、アイスノンや氷のうで冷やしても構いません。ただし、長時間にわたって当て続けて凍傷にならないよう注意してください。
患部を冷やしてから、水疱があれば清潔なガーゼなどを当て、病院を受診します。やけどの深度の判断は難しいので、軽度のやけどであっても念のため受診するのが安心です。
また、低温やけどの場合は、1週間ほど経ってから症状が出ます。重症化する恐れがあるので、すぐに病院を受診しましょう。

〈家庭内の危険箇所とは〉
小さな子どものいる家庭では、予期しない動きに十分な注意しましょう。アイロン、ストーブやヒーターに子どもが簡単に近寄れないよう配置するのはもちろんのこと、湯たんぽやホットカーペットの使用時間が長くなり過ぎないようにします。熱い飲み物も注意が必要です。
大人でも注意したいのがキッチンでの料理中のやけどですが、炎の見えないIHクッキングヒーターの扱いには気をつけたいところです。見た目では、非常に高温になっていることが判別できませんが、使用方法によっては300度近くにまで達しています。「高温注意ランプ」が消灯し、十分に冷えていることを確認するまでは触れないようにしましょう。
IHだからと安全性を過信せず、上手に利用したいところです。
やげど事故を防ぐには、家庭内で使用する機器を見直しすることも一つの方法です。
ガス温水式床暖房であれば、温水を循環させる仕組みのため、一点に熱が集中せず、電気式に比べて低温やけどの危険性がほとんどないとされています。
また、キッチンでは、しっかりと炎の見えるガスコンロでスピーディーに料理を仕上げるのもおすすめです。

つい、うっかりと、身近なところで起きやすいやけど。油断が大事に至らないよう、普段から危険箇所の把握や撤去など、対策を心がけておきましょう。

◎安全装置付きのガス機器や調理機器はお気軽にフジプロにご相談ください。

(資料出所/CFCほか)


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