TOP > フジプロニュース > 7月号 

フジプロニュース 7月号 2016.7.1

 7月号 / 6月号 

●今月のおススメ家電はこちら

●フジプロ エネルギーと暮らしのコラム

 暑くなってきました。冷房シーズンなると決まって「節電」が訴えられます。冷房需要のピークが電気使用のピークとなるからです。ならば電気を使わない冷房を使えばいい。今回は、節電の切り札、ガス冷房をご紹介します。

「もっと知ってほしいLPガスのこと」もご参考に



フジプロはENEOSでんきの正規取扱代理店です。

 

ガスの冷房システム

ガスをエネルギー源とする冷房システムには、ビル空調や地域冷暖房用に普及している「吸収式」と、オフィス、店舗向けとして利用される「ガスヒーポン(GHP)」の2つの方式があります。

 首都圏で最初のガス冷暖房システム(都市ガス)は、1970年に、旧国技館(蔵前国技館)で採用されましたから、すでに40数年の歴史があるのです。

ガス冷房はピーク電力の削減、電力負荷率の改善に大きく貢献しています。またガス冷房は、クリーンエネルギーで環境への影響が少なく、省エネルギー性も高く経済性に優れています。またビルや工場などでは受変電設備を軽減できるというメリットがあります。

吸収式ガス冷房

吸収式ガス冷房は、水の気化熱を利用して冷水をつくり、冷風を送り出すシステムです。水は大気圧以下では100℃以下で沸騰・蒸発しますので、4つのほぼ真空状態の部屋に冷媒である水を循環させて冷房を行います。

吸収式ガス冷房は、東京ドームや国技館など多くの建物で使われています。

ガスヒートポンプ(GHP)

ガスヒーポン、ガスエンジンヒートポンプ(GHP)はエアコンの一種で、室外機のコンプレッサーをガスエンジンで駆動し、ヒートポンプ運転により冷暖房を行います。

液体が気化するときはまわりの熱を奪い、逆に気体が凝縮して液化するときには熱を発生します。この気化と液化のサイクルを強制的に繰り返すことで、まるでポンプのように、夏は室内の熱を室外へ汲み出したり、冬は外気から熱を室内へ汲み入れたりして冷暖房を行います。これがヒートポンプの原理です。この動き、プレッサーを電気で動かすのが電気エアコン、ガスで動かすのがGHPです。

※LPガスについて詳しくなったら、「LPガス検定」(http://lpgaskentei.jp/)に挑戦してみてください。

(資料出所・CFC)

Copyright(C), FUJIPRO CORPORATION All rights reserved.